シミュレーションしたかったのは、このサイトで紹介されている回路。
QRPのトランシーバーなんだけど、パワーアンプとミキサーが兼用の回路になっている。 そして、ミキサーとして動作させている時は、FETに電源が供給されていない。
回路の説明がほとんどないけど、「回路がレシーバとして動作している時は、MOS FETのドレインにDCは供給されていないが、ゲートにはドライブが存在するので、アンテナから供給された信号はスイッチング動作により混合される」と書いてある。
送受信の切り替えに高周波リレーとか使わなくていいから、なかなか魅力的な回路なのでうまく行くなら実際に作製してみたい。
で、シミュレーションしてみた。
水晶発振回路も含めてシミュレーションしたかったけど、立ち上がりが遅いのでAC Voltage Sourceを使った。 最初はスイッチング動作させるため、V1の振幅を大きくしていたけど、うまくいかないので振幅を調整したらこの波形になった。
結果は、混合動作とは出力波形とは違うように思う。
混合動作の出力波形を確認するために、multiplierを使ってシミュレーションしてみた。
これだと確かに1kHzの成分が入っているのでローパスフィルタを通せばオーディオ信号が取り出せる。
FETを使った回路の出力信号を見るとAM変調波に似ているので、検波してやれば1kHzが取り出せそうだけど..。