短いワイヤーアンテナに3.5MHzをのせる方法をMMANTと自作のATU Analyzerで探ってみたけど、どうもうまくいかない。 所詮はシミュレーションだからぴったりはいかないにしても、探る方向だけは見つけたいと思ったけど..。
とりあえず、やったことだけ記録に残しておく。
アプローチとしては、4:1Un-Unと9:1Un-Un、ローディングコイル、カウンターポイズの延長。
まず、Un:Un。 アンテナ側からみた送信機のインピーダンスは、4:1の場合は200Ω、9:1の場合は450Ωに見えるので、送信機側のインピーダンスを200Ωと450Ωにした。
SWRは下がるけど、数1000のレベルなので話にならない。
つぎに、ローディングコイルを入れてみた。
Coil Psitionは、以下の通り。
w3c+6
給電点から一番遠い位置。 w3eで設定すると、シミュレーションができないので、センターからシフトさせる方法を取った。
アンテナインピーダンスにほとんど変化なし。 電流が少ない領域だから効果がないのか? それとも、シミュレーションの仕方がおかしいのか? よって、SWRは下がらない。
w3c
斜めのワイヤーの中央の位置。 実際やろうと思うと、ちょっと面倒。 SWRは多少改善されるが、使えるレベルでない。
w2b
給電点から直。 実際やるのは一番簡単。 実験もやりやすい。 この状態でようやくSWR=1.68まで落ちたけど、7MHzでマッチングが取れない。
w2bの位置でコイルのインダクタを変えてみたけど、SWRは上がってしまう。
次に、カウンターポイズの長さを変えてみた。 Aは、垂直に5m。Bは、以下の通り。
カウンターポイズB
給電点から地上1mmまで垂直に5.5m張り、そこから2.5mX方向に張って全長7mにした。
SWR=1.01まで下がったが、7MHzでマッチングが取れない。 送信機のインピーダンスを変えてもダメだった。
という訳で、ローディングコイルは給電点に近い方が影響が大きいということと、カウンターポイズは、長い方がいいかも..という感触はつかめた。
これから実際にやって確認しようと思うけど、あまり期待できそうにないのでちょっとやる気がなくなってきたなぁ..。