• 本当は、田舎に庵を建てて隠遁生活したいけど、先立つものも無いので自宅で..。

再生検波ラジオ用RFCの検討

今回作製予定の再生検波ラジオにはRFCを使う予定だが、最近市販されているものがなさそうなので、部品箱(ジャンク箱?)にある部品で使えそうなものを検討することにした。

このRFC、再生検波ラジオではちょくちょく使われているんだけど、イマイチ働きが良くわからない。 Ticklerコイルから電源に向けて漏れるAF信号を阻止しているように思うんだけど、それで正解かどうか..。

気になっているのは、多数巻きによる生成されると思われる浮遊容量。 これがthrottle capacitorに並列に入ってしまうため、再生の調整がやりにくくなると予想されること。 そこで、浮遊容量を測定してみることにした。

今回ターゲットにしているのはラジオNIKKEIなので周波数は、6.115MHz。

今回測定したのは、写真の3つ。 左側は、仕様不明のコイル。 インダクタンスは、9.9mH。 中央は、FT50-43に巻いたコイル。 インダクタンスは、2.6mH。 右は、FT140-43に巻いたコイル。 インダクタンスは、2.74mH。 インダクタンスの測定は、いずれもLCRメータで、測定周波数は1kHzで行った。

それぞれのコイルをVNWA3で特性を測定した。

謎のコイル。 インダクタがマイナスになっているのは、自己共振周波数が1MHz以下にあるためだと思われる。 6.115MHzでの容量は52pF。 throttle capasitorは、150pFを想定しているので、かなり大きい。

FT50-43に巻いたコイル。 容量は6pF。これなら使えそう。 

FT140-43に巻いたコイル。 容量は4.5pF。 さらに少なくなるけど、図体が大きい。

という訳で、RFCとして、FT50-43に巻いたコイルを使うことにする。

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