• 本当は、田舎に庵を建てて隠遁生活したいけど、先立つものも無いので自宅で..。

4:1Un-Unの特性評価

コア材 
 あまり深く考えないで、#43材を使用したが「トロイダルコア活用百科」の特性表を見ていみると、使用周波数が50MHzまでと考えると、#43か#61がよさそうです。 手元には#61材がないので、結局#43材一択になりました。

巻き数
 5回、10回、15回巻きを作製してVNWA3(ネットワークアナライザ)で特性を測定してみました。

mesuring of Un-Un

測定回路です。 インピーダンスマッチングのため150Ωの抵抗を挿入しています。

4:1 Un-Un 5turns

4:1 Un-Un バイファイラ5回巻き

4:1 Un-Un 10turns

4:1 Un-Un バイファイラ10回巻き

4:1 Un-Un 15turns

4:1 Un-Un バイファイラ15回巻き

巻き数が少ないほど、高い周波数での特性がよくなり、巻き数が多いほど低い周波数での特性がよくなるという、まあ、あたりまえの結果になりましたが予想していたより巻き数の依存性が低いという結果になりました。

ただ、偶然にも適当に巻いた10回という巻き数が一番良いという結果になりました。

S21は、-6dB程度の損失になっていますが150Ωの抵抗での減衰を考慮すると、Un-Un自体のロスは-0.2dB以下ということになります。

ワイヤーアンテナのマルチバンド化は、めでたく目的を達成しましたので、これで一旦終了とします。 

気が向いたら、まとめた結果を固定ページにアップします。

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