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バリキャップとエアバリコンの比較

並列共振回路を形成する場合、バリキャップとエアバリコンでQがどの程度違うのか測定したみた。

バリキャップは、1SV149を使用。 1~8Vで、20~400pFぐらい可変できる。

VNWA3でS21を測定し、帯域幅からQを求めた結果、Q=111だった。

コイルは、上と同じもの。 バリコンは、350pFのもの。

同様に測定した結果、Q=165となった。

エアバリコンの方が1.5倍ぐらいQが大きい。 バリキャップの回路の定数を弄ってないので、多少改善の余地があるかもしれない。

再生検波ラジオを作製する場合、共振回路のQがどの程度性能に影響するか定かではないが、とりあえずは、トロイダルコイルとエアバリコンの組み合わせで作るのが良さそう。

コメント一覧

koichi2023年10月3日 09:02 / 返信

面白く有意義な実験・検証ですね。 同調回路のQですが、回路のパートによっては高かったり低かったりしたほうがいいですか。 例えばラジオのフロントエンドのアンテナ直下はできるだけブロードで、IF段を重ねるごとに高Qがいいとか。どれがどうってのはやってみないとわからないもので。 AMは最高受信周波数と最低で周波数比は大きいですね(3倍くらい)なので、

atliqu2023年10月3日 14:37 / 返信

koichiさん、コメントありがとうございます。  このQの測定は、再生検波ラジオの同調回路を改善する目的で行いました。 再生検波ラジオの性能はほとんど再生回路のQで決まるので、少しでもQが高い方がいいと思います。 ただ、実際に再生検波ラジオで試したところ、顕著な差はありませんできた。 IF段など選択度を決める回路がある場合には、初段のQにはあまりこだわることはないと思います。 最近の受信機では、バンドパスフィルタを使うことが多いようです。 また、IF段もフィルタを使うことが多いと思うので、最近では、Qに関して注目されることはなくなってきているようです。 暇にまかせて気まぐれに実験をしていますので、まとまりのない内容になっていると思いますが、他にも興味を持っていただく記事があれば嬉しいです。

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