受信機の前段に使用するバンドパスフィルターである、DTC(Double Tuned Circuits)の実験です。
回路定数は、EMRFD(Experimental Methods in RF Design)に記載のものを使用しました。
最初にLTSpiceでシミュレーションしてみました。
L1、L3は、シリーズ抵抗として0.2Ωを設定しています。(L1がありませんが、気にしないでください。)
中心周波数が少し高めに行ってますが、実際の回路ではトリマーで調整するので問題ありません。 挿入損失は-5.2dBでした。
実際に組んでみました。 コイルは、T37-6に22回巻きました。
使いまわしの基盤を使っているので、相当汚いですがいつもこんなもんです。
VNWAでの測定結果です。
中心周波数は、合わせこんでいませんがまあ、こんなもんでしょう。
スカートの切れが悪くなっているのはしょうがないとしても、挿入損失が-22dBでは、ちょっと使い物になりません。
EMRFDのオリジナルの記事では、コイルはT50を使っているようなのでコイルを変更してみたいと思います。