• 本当は、田舎に庵を建てて隠遁生活したいけど、先立つものも無いので自宅で..。

FT-991AをPCでコントロールする

FT-991AにはCAT機能が用意されています。 Yaesuのサイトから、CATオペレーションマニュアルがダウンロードできるのでダウンロードします。

コントロールは、RS-232CかUSBの仮想COMポートのどちらでも行えるようですが、私のPCにはRS-232Cポートが無いので仮想COMポートを使いました。

FT-991Aのメニューの設定

CATに関係するのは、メニューの031 CAT RATE、032 CAT TOT、 033 CAT RTSの3つです。CAT RATEはボーレート、CAT TOTはタイムアウトの時間、CAT RTSは、RTS信号の監視です。 ボーレートは最大の38400bps、タイムアウトは10msに設定しました。 RTS信号は、PC側でRTSを使ってハンドシェイクするかどうかにより設定します。 ハンドシェイクしなくても、特に問題なさそうだったので、disableにしました。

CAT RATE = 38400bps
CAT TOT=10ms
CAT RTS=disable

PC側のコントロールソフト

USBでFT-991Aをコントロールするためには、仮想COMポートドライバが必要です。 普段からPCでいろいろコントロールされている方は、たぶんインストールされていると思いますので、PCとFT-991Aをつなげて、デバイスマネージャで確認してみてください。 もし、仮想COMポートが認識されていない場合には、Yaesuのサイトからドライバーをダウンロードしてインストールする必要があります。

ドライバーがある状態で、USBケーブルでFT991AとPCを繋げると、standardとenhancedと表記された2つの仮想COMポートが認識されます。 

このうち、CATに使えるのはenhancedだけです。

COMポートの仕様は、以下のようにします。
baud rate : 38400bps (FT-991AのCAT RATEに合わせる)
start bit: 1
data bit: 8
stop bit: 2
prity: none

COMポートが繋がったら、オペレーションマニュアルに記載されているコマンドとパラメータの文字列を送るだけです。

Visual Studio C#で作る場合、serialPortというコンポーネントが用意されていますので、それを使うと簡単にできます。

//serialPortへの書き込み
public void spwrite(string command)
{
serialPort1.DiscardInBuffer();
try
{
serialPort1.WriteLine(command);
}
catch (TimeoutException)
{
MessageBox.Show(“Time Out”);
}
}

例えば、アッテネータをオンにしたい場合には、”RA01″という文字列を送ります。 また、アッテネータがONかOFFか知りたい場合は、”RA0″を送った後にシリアルポートからの読み出しを行います。

リモート運用を意識しているのか、コマンドは豊富に用意されていて、たいていのものはPCから制御できそうです。

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