NAudioを使ったSDR用のソフトウェアを検討している。 以前作成したPC内蔵のサウンド機能を使ってキャプチャと発音するソフトをベースにしている。
以前は入力信号が実数だったので、FFT出力も実部だけを表示していたが、入力を複素数にして、FFT出力も実部と虚部を表示するようにした。
サンプルレートは、163840Hz。 入力は、無信号。
中央から右端に向かって0~81.92kHz、中央から左端に向かって0~-81.92kHzになるように表示している。目盛りは、6.83kHz/div。
中央付近に見える段差が前から気になっていたけど、これはたぶんアンチエイリアスフィルタの特性だと思う。 この状態を撮影した時の、PCオーディオデバイスのプロパティの設定は、サンプル周波数は44.1kHzだった。
これを48kHzに設定すると、以下のようになった。
さらに、96kHzの時、
192kHzの時
44.1kHz~96kHzまでは、カットオフ周波数がほぼナイキスト周波数に近く、192kHzではサンプル周波数を超えているので、ほぼフラットという結果になった。 この結果から、アンチエイリアスフィルタの特性を見ていると考えて間違いなさそう。
また、NAudioでサンプル周波数を設定しても、フィルタのカットオフ周波数は変えられないことが判った。 たぶん、何か設定する手段があると思うけど、192kHz以上の周波数に設定できるかどうかは不明。
もし設定手段がないと、以前の記事で、327680Hzまで設定できると喜んでいたけど意味がないことになる。