1dBステップで61dBまで減衰できるステップアッテネータです。 E24系列の抵抗で構成しているため、精度はイマイチですが、受信機の調整などには欠かせないツールです。
両面基板を加工して、筐体にしました。 スライドスイッチを使ったのですが、角穴の加工が大変なので、スナップスイッチを使った方がいいかもしれません。
最初にスイッチを基板に取り付け、スイッチ毎に抵抗を半田付けし、配線を通したシールド板を半田付けした後に、側面の半田付け..という風に、順番を考えながら組み立てないと、途中で半田こてが入らなくなります。
最後に裏蓋を半田付けして、完成です。
1~100MHzで特性を測定しました。
設計上は-61dBですが、実測では54MHzで-59.4dBとなりました。 また、入力インピーダンスも設計値50Ωが、実測値55.7Ωとなりました。
実際使用する場面では、精度はあまり必要ないので実用上問題ないと思います。