出力結果がよく理解できていないので、ダイポールアンテナをシミュレーションして結果を確認してみた。 使ったモデルはRFワールドNo.39に掲載されているもので、シミュレーション条件は変更している。 アンテナは、全長50mmの半波長ダイポール。
![](https://atliqu.com/wp-content/uploads/2023/12/84716fd62d7d1176c0998a331b8f195c-1.png)
XY方向のセルサイズは、2.5mm。 Z方向のダイポールを含むメッシュは2.0mm、それ以外は2.5mm。
![](https://atliqu.com/wp-content/uploads/2023/12/iteration.png)
収束状態は、あまり良くない? マニュアルによると、平均電界と平均磁界が同じ傾きで減衰するのがいいと書いてある。
![](https://atliqu.com/wp-content/uploads/2023/12/smithchart.png)
スミスチャート。 S11がテキストで出力されていないかと探してみたけどないみたい。
![](https://atliqu.com/wp-content/uploads/2023/12/input-impedance.png)
入力インピーダンス。 数値がファイルに落とされているので、そっちを見た方が解り易い。
![](https://atliqu.com/wp-content/uploads/2023/12/xplane-pattern.png)
X軸方向から見た放射パターン。 ゲインが妥当かどうか不明だけど、放射パターンとしては正常のように見える。
![](https://atliqu.com/wp-content/uploads/2023/12/input-impedance-table.png)
入力インピーダンス。 リアクタンスが最小の周波数を共振周波数と見ると、実部は、73.3Ωでほぼ理論値(73.1Ω)と一致する。 虚部は、理論値(j42.5Ω)とはだいぶ異なる。
もう少し他のモデルでもシミュレーションしてみたい。