実際に9:1の伝送線路トランスを作製して、タッチストーンファイルを取得した。
FT37-43にトリファイラ巻きで5回。
インダクタンスは、単層で11.4uHだった。
これをVNWA3でSパラメータを測定してタッチストーンファイルを作成した。
QucsのSparameter fileにタッチストーンファイルを読み込んでシミュレーションした。
Sparameter fileは、当たり前だけどSparameterの情報しか入っていないので、これを直接シミュレータの回路には使えない。
そこでmutual inductorを使って、Sパラメータでの測定が似たようなモデルをでっち上げた。
少し複雑でわかりにくいけど、インダクタに直列に5Ωの抵抗と、並列に6pFのコンデンサを挿入した。
nutual inductorのインダクタンスは、11.4uH、各結合係数は、1とした。
ぱっと見似ているので、まあ、シミュレーションに使えるかな?
これを使って、伝送線路トランスを使った広帯域アンプのシミュレーションをしてみたい。