AD9850の出力波形を測定した。
1MHz。 きれいな正弦波が出力されている。
10MHz。 振幅が少し小さくなって、波形が少し怪しくなる。
20MHz。 振幅がさらに小さくなって、波形はいよいよ怪しい。
30MHz。 今回作製のDC受信機で想定している最大周波数。
だいぶ怪しい。
発振可能な一番低い周波数。 きれいな正弦波だけど、振幅が小さい。
上限は、マニュアルによるとクロック周波数の33%以下ぐらいなので、30MHz程度が限界なのかも。
原理的にはクロック周波数の1/2まで出力できるので、試しに60MHzを設定してみた。
こんな感じで、やっぱり使えそうにない。
高い周波数になるにつれて、振幅が小さくなっていく。 データーシートによると出力の振幅は、Vout=sin(x)/x(x=π*fo/fc、fo=出力周波数、fc=クロック周波数)で変化するらしいので、上の実測と比べてみた。
理論値よりも少し減衰が大きいけど、オシロ測定値も怪しいので、まあ、こんなもんか。
30MHzまでは、たぶんVFOとして問題なく使えるだろう。 それと、汎用のシグナルジェネレータとして使えそう。