AD9214を制御する回路を検討します。
AD9214は、80Mspsで動作させるので、クロックを80MHzにします。 Basys3の基本クロックは100MHzなので、IPに用意されているクロックジェネレータを使って80MHzを生成します。
ADC以外は100MHzで動作させてもいいのですが、クロックを2つ使うとタイミングがずれたりして面倒なので、全体を80MHzで動作させるようにします。
ADCは、80Mspsで10bitのデータをサンプリングしますが、Basys3とPCはUARTで接続されており、UARTのボーレートは5MHzなので、500kバイト/秒でしかデータを転送できません。
ADCからのデータを一旦メモリに格納し、ADCからのデータを止めて、メモリからPCへ転送することにします。
ADCからのデータ幅は、10bitでUARTで転送する時のデータ幅は8bitなので、書き込み16bit、読み出し8bitのDual Port RAMを使用します。 これも、IPとして準備されているので簡単に生成できます。
全体としては、ADCでのキャプチャは連続して行っておき、PCからコマンドを受け取ってからメモリに書き込みを始め、書き込みが終わったらメモリからデータを読みだしてUARTで送信する構成にします。