前回は傾斜のあるロングワイヤーで比較したので、今回は一番単純な自由空間に置いたダイポールで比較してみた。
OpenFDTDでのシミュレーション
周波数430.05MHzで、短縮率0.9とすると長さは315mm。
共振周波数のシミュレーション結果は、413.6MHzで想定より低い。
MMANAでのシミュレーション
同じサイズのダイポールを自由空間に置いた。
共振周波数のシミュレーション結果は、想定よりかなり高い。
MMANAでは、分割数が自動になっていてシミュレーションで使用している実際の分割数が不明なので、OpenFDTDのZ方向のメッシュサイズを半分にして再度やってみた。
アンテナのサイズは同じ。
共振周波数のシミュレーション結果は、415.0MHzで若干高くなった。
どちらが現実に近いのか判断できないけど、操作性から言ったら断然MMANAの方がいい。 ネット上の情報も多いし、アマチュア無線のアンテナのシミュレーションをするならMMANAを使った方がよさそう。