昨年の4月頃、ちょっと弄っていたOpenFDTDでアンテナの解析でもしようと思ったけど、OpenFDTDでは、斜めのエレメントが作成しずらい。 そこで、OpenMOMを使って見ることにした。
OpenMOMはモーメント法なので基本的にはMMANAと同じだからアマチュア無線界隈ではあまり使われていないみたいだけど、へそ曲がりな自分としては人が使っていないものを使いたいというのと、入力の周波数が振れたり入力インピーダンスのスミスチャートでの表示ができたりでメリットがありそうなので使ってみることにした。
で、サンプルとして提供されているダイポールアンテナを斜めにして解析を行ってみた。
アンテナ形状
Y方向から見たアンテナの形状。 下の灰色のラインは完全導体のグランド。 大きさは無限大。 OpenMOMでは物性値は指定できないみたいで、すべて完全導体らしい。 全長50mmで、P1の高さは15mm、P2の高さは25mm。
スミスチャート
リターンロスとVSWR
放射パターン
他にも3次元の放射パターンとか表示できる。
MMANAはリアルグランドとか使えたと思ったけど、OpenMOMは完全導体しか使えないようなのでちょっと残念だけど、以前MMANAで完全導体とリアルグランドで比較してみた時、そう大きな違いはなかったのであまり気にしなくてもいいかもしれない。
放射パターンの意味とかイマイチ理解できていないので、もう少しマニュアルとか読んでみたいと思う。