2SC1815のSpicemodelをQucsで使うと、「端子がフローティングだ」というwaraningが出る現象について対策ができた。
まず、waraningが出ないSpiceModelである2N2222Aと2SC1815のファイルの中身を比較してみた。
パラメータの数は2N2222が多く、黄色の部分が不足している項目。
フローティング状態の端子はベースとわかっている(ベースを抵抗でグランドに接続するとwaraningが解消される)ので、関係ありそうなパラメータは、RB、RBM、REと予測できる。
ネットでそれらのパラメータを見つけて、.cirファイルを修正した。
.shcファイルに変換してシミュレーションしてみたら、目論見通りにwaraningは出なくなった。
という訳で解決したんだけど、ネットでパラメータを探している時に思ったんだけど、同じ型名のSpiceModelでもパラメータの値がかなり違っているので、どっちにしても正確なシミュレーションはできないんじゃないか..と。
自分の場合、シミュレーションの目的は回路の学習や回路動作の把握だったり大雑把なシミュレーションしかしなので、無理にSpiceModelを導入しなくても、初めから提供されているデバイスモデルでもいいんじゃないか..と思ったりする。 サブストレートの件は、解決できていないし..。
結構時間をかけて調べたけど、まあ、デバイスモデルの構造とか知見が増えたので無駄ではなかったと思うことにしよう。