以前、4:1 Un-Unの特性を測定する時、2次側のインピーダンスを合わせるために150Ωの抵抗を挿入した。 この測定方法が正しいかどうか、今更ながらQucsでシミュレーションしてみた。
1次側インピーダンス50Ω、2次側インピーダンス200Ω、10MHzのマッチング回路をMaching Circuitツールを使って生成。 Power Sourceのインピーダンスをそれぞれ合わせてシミュレーションしてみた。
10MHzでS11が50Ωになってマッチングが取れている。 10MHzでの損失は0dB。
次に2次側のPower Sourceのインピーダンスを50Ωに変更して、150Ωの抵抗を追加した。
スミスチャート上では全く変化がなく、10MHzでの損失が-6dBとなった。
というわけで、損失だけ考慮すれば、正しく測定できることが確認できた。
ということは、入力側も同じようにできるのかな..。 面倒なマッチング回路は不要ということになるのかな..。