今頃気が付いたんだけど、SA602Aの入力のインピーダンスは、データシートによると1600Ωぐらいだった。 フロントエンドの出力は50Ωと整合が取れるように設計してあった。
というわけで、出力のマッチング回路を修正。 トランジスタの出力インピーダンスは、VceとIcから算出すると500Ωぐらいだから、1:9のbalunから1:4のbalunに変更。 入出力も反転させた。
最初の回路では、S11の実部が負になる現象が起きたけど、ベースに抵抗を挿入することで解決できた。
このトランジスタを1815に置き換えると..
こっちは、ベースの抵抗が無くても異常が発生しない。
ただ利得が低くて30MHzまで使うのはちょっと厳しいかも。
2SC1815のfTは80MHzなので、(ちなみに2N2222は300MHz)もう少し周波数特性のよいトランジスタを使ったほうが良さそう。
まだ、シミュレーションレベルなのでなんとも言えないけど、間違いが発見できたし、何となく先が見えてきた気がする。