• 本当は、田舎に庵を建てて隠遁生活したいけど、先立つものも無いので自宅で..。

Crystal Filterで遊んでみる(2)

インピーダンスを50Ωに変換するマッチング回路を追加した。 マッチング回路は、QucsのToolで簡単に設計できる。

次に、コンデンサの値をE12系列に置き換えてシミュレーションを行った。

次は、フィルタの作製。 後で実測値でシミュレーションできるように、使用する素子を実測した。

まずは、水晶振動子。 これは、VNWA3のCrystal Analyzerで簡単に抽出できる。

LとCもそれぞれ測定した。 コンデンサは、中華製のパック詰めコンデンサを使用したけど、ずいぶんとバラツキが大きい。 規格が不明だけど、±10%に収まっているとは思えない。

4MHzXtalFilter

で、実際に作製。 それぞれ素子の値は、忘れないように直接書き込んだ。

水晶振動子の大きさを考慮してなかったので、干渉してまっすぐ半田付けできなかった。 ちょっと不格好だけど、まあ、いいかっ..。 水晶振動子も実測値の対応が取れるようにナンバリングした。

4MHzCrystalFilter

で、実測。 ちょっとリップルと損失が大きいけど、部品の選別とかしてないので、こんなもんかな..。

帯域幅は、いいかげんに測定して540Hzとなり、ほぼ設計通り。

CrystalFilter50Ohm

実測したパラメータを入力して、Qucsでシミュレーションしてみると、

E12系列の値に置き換えたものとあまり変わらない。 いちいち実測する意味はなかったかも..。

これで受信機を作ったら、まあ、実使用上は問題ないレベルだと思う。 実際は、50Ωのマッチング回路は不要なので、もう少しロスは減るかもしれない。

DishalとQucsを使って、簡単にCrystal Filterが作製できた。

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